増田町の最奥にある雄滝(おたき)に、下調べもせずハイキング気分で行って大変な思いをした話
2018.08.18
私は休日になるとMOJA netが運営する観光サイト「ぶらっと増田まちめぐり」の取材で、横手市増田町の色々なところに足を運んでいます。
こちらのサイトは仕事の一環とは言え、全く収入に繋がらない半分趣味で作っている(笑)サイトなので、自分の時間をやり繰りして撮影や取材に赴いているのですが、休日は家族サービスや子供の世話をしないと、当然奥さんの雷が落ちます。
なので、店舗様への取材以外(山などの自然や、お祭り)には、基本的に子供を連れて行くのですが、この日は天気も良いしハイキングのつもりで、増田町の狙半内地区にある「上畑ふるさと公園」に行こうと思いました。
この場所は、遊歩道が整備されていて小さい子供の足でも30分もかからずに、最奥にある雄滝(おたき)に行くことが出来る簡単なコースです。さらに遊歩道は小さな沢と並走するのでとても眺めが良いのです。
と言うのは昔の話・・・。
遊歩道への入り口にたどり着いて、ちょっと嫌な予感がしました。下草が刈られていなくて、道が分かりにくいほど伸びています。
そして、しばらく進むと小川にかかる最初の橋が無くなっていました。
いつもなら滝に行くときは長靴を持ってきているのですが、雄滝への道は楽なコースだとばかり思っていたので持ってきません。
まぁ、このくらいの川幅なら飛び越えるのも難なくできるのですが、今日は子供を二人連れてきているので、ちょっと難しいです。とりあえず最初は一人ずつ抱っこして、川を飛び越えました。
ところが、次の橋も崩落しています。加えて、川縁も土砂崩れの跡と思われる痛々しい姿になっており、川幅も広がっていました。これはさすがに、抱っこして飛び越えるのは無理です。
もうここからは、靴を脱ぎズボンの裾を上げて、裸足で沢を登ります。まだ夏なのに川の水は意外と冷たいです。結局、雄滝までの道のりにおいては、全ての橋が落ちていました。
もちろん、子供たちは抱っこして運びます。道が無くなっているために、沢を長距離歩くので一人ずつしか運べず、行ったり来たりで結構時間がかかります。
さらに道中も草ぼうぼうな上に、滑りやすくなっており、子供の足ではちょっと危なげ。重いカメラの機材に加えて、沢を渡り切った後も結局子供をずっと抱っこして進みました。
まぁ、子供の安全を考えるなら、引き返せば良かったのですが、原始の姿に還りつつある森の景色もなかなか見事だったので、ぜひ奥までたどり着いてみたいという好奇心が勝ってしまいました。
そんなこんなで、大変な思いをしてたどり着いた雄滝は、いつもよりも雄大に見えました(笑)
汗だくに加えて、衣類もぐしょ濡れで、短い距離だったのに大冒険した気分です。
後日、市役所を訪れた時に、観光関係の人から聞いた話では、「上畑ふるさと公園」は立ち入り禁止ではないけど、数年前からもう管理されていなくて、昔のようには手軽に行けない場所だとか。
今でも町のイベント等で、行くことはあっても一般人がおいそれと立ち入るのは難しいらしいです。
まぁ、成人男性なら長靴があれば訳もないとは思いますが、子連れではいかない方が無難でしょう。
きちんと下調べをしなかった事を後悔した出来事でした。
でも、雄滝は落差は小さいながらも姿形は美しく、滝マニア・滝好きな人にはオススメできるので、ぜひ再整備して欲しい場所ですね。
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