滝ノ沢は秋田県の中ではそこそこ大きい街「横手市」にある唯一の滝で、山内村方面の住宅地の先にある細い林道を入っていった先にあります。
横手に住んでいる人でも意外と知らない隠れスポットらしく、ここを訪れる人は稀だそうです。
真夏の涼をとるために、子供と一緒に訪れてみたのですが、この日は草がぼうぼうで道すら分かりにくく、本当に行けるのか不安になりました。
幸い近くを通りがかった方に話を聞いて、道なりに歩いてみたら、数分で滝には到着。ここ最近では高齢化や住んでいる人も減って、道の整備が難しいらしいです。
しかしそこには、なかなかどうして、現世とは思えない別世界が広がっていました。
まず、目を惹かれるのは苔むした岩と、静かに滴り落ちる幾筋もの滝。そしてその間に見え隠れする五輪塔や薬師如来などの石碑・石像です。
ここは横手市最大の霊場でもあり、信仰の対象にもなっている場所らしいです。
横手市滝の沢は都市部の外れとは思えない程自然にも恵まれ、鬱蒼とした樹々が日よけとなり、真夏でも十分涼める場所でした。
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